看護師が常時持ち歩くナースグッズの一つに聴診器があります。聴診器は病院に備え付けのものがあるため共同で使うこともできますが、大きな病院であれば、多くの人と共有することになるので、自分専用の聴診器を持っていると便利です。
聴診器の選び方のコツは、実際に耳に当ててみて、自分の耳によくフィットし、音が聞き取りやすいものを選ぶことです。そして、聴診器の種類には、ダイアフラム面とベル面がついている「ダブルタイプ」とダイアフラム面しかない「シングルタイプ」があります。
ダブルタイプなら、高音域の聴取も低音域の聴取もできるため、活用範囲が広くて便利です。ダブルタイプはベル面とダイアフラム面をシャフトで切り替えるタイプもあれば、当てる強さによって、高音域と低音域を聴き分けられるようになっているものもあります。
次に、看護師が持ち歩くべき必需品として挙げられるのが、はさみです。ストラップがついていれば置き忘れを防ぐことができます。テープがくっつきにくいフッ素加工のものや刃先ガードがついているタイプもあります。
さらにナースウォッチも必需品です。スケジュール管理や点滴の時、バイタルサインの測定の時などに役に立ちます。脈拍計測目盛がついているもの、文字盤が蓄光で暗い場所でもぼんやりと見えるようになっているものもあります。
その他には、夜勤時や瞳孔確認の時に役立つLEDペンライト、タイマー付き電卓もあると便利です。看護師の利便性を考えて作られたグッズが多数存在しているので、しっかりリサーチして、自分に合うものを選んでみてください。